大根を買う時のように家を勧める祖母
小学二年生の時、父方の祖父母と同居していた家が手狭になったことから引っ越しをする事になりました。
家はまだ未完成の新築で、両親にとって初めてのマイホームです。
祖父母と住んでいた家は、離れはありますが平屋でした。
新しい家は、憧れの二階建てです。
緑色の屋根も可愛らしく、ドールハウスみたいでわくわくしたのを覚えています。
以前にはなかった自分の部屋も出来て嬉しかったです。
しかし、よくこんな家を購入出来るお金があったもんだと不思議に思っていました。
実はこの物件、母方の祖母の家の近くにあるのです。
どうやら祖母が「近所で家を建ててるから買えば?お買い得だよ。」と、特売の大根を勧めるかのように言ったのがきっかけだったようです。
田舎なので土地付き一戸建てですがたしかに安かったらしく、祖母の軽いノリに思わず購入したという経緯だったそうです。
元の家が狭くなってきてはいましたが、お買い得ということで一戸建てを購入したと知って驚きました。
あれから20年経ち、私も結婚した今、気軽に一戸建てを購入した両親が改めて凄いと思っています。
私はもうしばらくは賃貸マンションで我慢です。
いつか一戸建てを購入出来る日まで、慎ましく生活したいと思っています。